ホームセンターなどで売られている木材は種類が多くて困るときはありませんか?
場所や用途によって使う木材の種類も変わってきます。
『木材』というと加工されたものを思い浮かびますが、もともと一本の木です。
木は大きく分けて「針葉樹」「広葉樹」「国産」「外国産」に分けることができます。
針葉樹と広葉樹は木の種類で、木はこのどちらに分類することができます!
それぞれ特徴があって用途などで使い分けるということになります。
日本産やアメリカ産など原産地が違えば品質も価格も変わるので、そういったところも考慮して使い分けをします。
私は「ヒノキだけ使っていればいいんじゃないか?」とずっと思っていましたが、調べると費用面であまり良いとは言えない事がわかりました。(全てヒノキは高いんです。)
建築やDIYでよく使う木材の種類
よく使う木材一覧
- 桧(ヒノキ)
- 杉(スギ)
- 赤松(アカマツ)
- 米松(ベイマツ)
- SPF
- ホワイトウッド
- レッドウッド
- スプルース
- 合板全般
建築ではだいたいこの辺りの木材が頻繁に使われます。
多すぎて紹介できませんが、まだまだ種類があります。
DIYをするだけでしたら、ベニヤ板とSPF材/ホワイトウッド材だけでもなんとかなると思います。小規模のDIYだったら大丈夫そうです!
針葉樹と広葉樹の違いについて
木は2種類に分類できます。
「針葉樹」と「広葉樹」です。
針葉樹の特徴は柔らかく加工しやすいと言うことです。針葉樹は育つのが早く、30〜40年で伐採できると言います。
ヒノキやスギは建築を知らない人でも聞いたことあると思います。柱や下地などの構造的な材料として使うことが多いようです。
広葉樹の特徴は硬くて高価と言う事です。伐採できるまでに長い年月を必要とします。
家具やフローリング材などで使われていますが、柱や下地などではあまり使用しません。内装の化粧部分(見える所)として使われます。
広葉樹と針葉樹は細胞や組織の仕組みが違います。そのため特徴もそれぞれ異なってきます。
それぞれの特徴を正しく使いながら建築をしていきます。
無垢材と集成材との違い
木は伐採されると工場で加工されます。適材な大きさにカットしていく工程です。
その時の加工方法で生まれる木材は2種類あります。
「無垢材」と「集成材」です。
普通木材は伐採されると加工する工場に運ばれます。
工程は、木の皮をむき、規格の長さや大きさにカットしていきます。木は水分を多く含んでいて切ってそのままでは使えないため(強度などの問題で)、木材をしっかりと乾燥させます。
その乾燥した木材の事を無垢材と言います。
無垢材の工程。
- 伐採
- 運搬
- 加工
- 乾燥
- 完成
それらの木材を使い集成材を作っていきます。木材同士を接着で貼り合わせ規格の大きさにカットされたものを集成材と言います。
無垢材に比べて集成材の方が作業工程は多いのですが、木材の種類によっては無垢材の方が価格が高い事もあるので、値段についてはそれぞれ違うようです。
集成材の工程。
- 伐採
- 運搬
- 加工
- 乾燥
- 接着
- 加工
- 完成
接着や加工などの手間が無垢材よりも多いです。
木をカットして乾燥させた木材を無垢材
木をカットして木同士を接着剤で貼り合わせ、再びカットした物を集成材。
角材ってなに?特徴や使い方について
少し建築を知らない人でも角材(かくざい)と言う言葉を聞いた事があると思いますがどのような木材の事でしょうか?
一言で言うと。
断面が四角な材木。
単純に断面が四角に加工された木材の事を角材(かくざい)と呼ぶみたいですね。
たとえ種類や大きさが違っていても断面が四角であれば角材です。
画像
その角材の使用場所は、主に柱・土台・梁(はり)・下地などで使われます。
正角材と平角材について
角材の中でも2種類の呼び方が存在します。
それは正角材(しょうかくざい)と平角材(ひらかくざい)です。
特徴は以下です。
正角材
断面が正方形に加工された木材。柱や土台など。
平角材
断面が長方形に加工された木材。梁(はり)や桁(けた)など。
それぞれサイズや種類はバラバラですがサイズの規格や種類の規格は存在しているようです。
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